開院の年-クリニックの基本理念について
だいぶ遅くなりましたが、あけまして、おめでとうございます。
年末年始の暴飲暴食がたたって、少し体調崩してましたので。。。
それはさておき、ついに、『とみおか心療クリニック(仮称)』オープンを迎える年がやってきました。
オープンを迎える年の年始にあたり、開院の基本理念について、まとめてみました。
1.子供からお年寄りまで、地域の皆様のニーズに応えうる、心療内科・精神科の標準的・一般的な医療を提供します。
いわゆる『富岡甘楽エリア』において、心療内科・精神科を掲げる医療機関の数は、決して充足しているとは言えません。そのような現状のなかで、地域のニーズに応えるべく、心療内科・精神科の一般的な医療を提供することが、当クリニックの責務と考えております。
2.従来型の薬物療法中心の治療にとどまらず、できるだけ幅広い治療方法を取り入れ、実践するよう努力します。
筆者はこれまで20年以上の間、心療内科・精神科の分野ひとすじに従事してまいりました。その経験の中で、単に診察室内での医師対患者さんの一対一での治療には限界があることを痛感してきました。
なので、ほぼ診察室内だけで完結する従来型の治療にとどまらず、様々な治療オプションを用意したいと考えております。具体的には、訪問看護、精神科デイケア(小規模なもの)、心理カウンセリング、統合医療(アロマテラピー、鍼灸、ヨーガ療法、等)等を現在検討中です。
とはいえ、自分一人でできることではありませんし、スタッフの充足など諸々の条件が整わないと、実施できないことばかりです。なので、開院即実施、というわけではありませんので、暖かく見守っていただければ幸いです(笑)。
3.今後の社会情勢を踏まえ、インターナショナルに対応可能なクリニックを目指す。
ご存知の通り、2014年に富岡製糸場が世界遺産に登録され、富岡の街中にも外国から旅行に来られた方々の姿をちらほら見かけるようになりました。観光はじめ様々な目的で外国から日本に来る人々の数は年々増加しています。
逆の立場で、自分が外国を訪れたときを思い出すと、例えば、不慣れな外国語の文字ばかりの街中で道に迷ったりすると、心細いものです。まして、体調を崩したときを想像すると、さぞかし不安でたまらないかと思います。そのような自分の体験も踏まえ、当クリニックにおきましては、外国人の方にもできるだけ対応可能となるような体制を目指したいと考えております。
とはいえ、現在の自分の語学力では、難しい心理的な問題含め外国語で診療することができるレベルでは到底ありません。まずは最低限の対応が可能となるのを目指そうかと考えています。