当院では開院以来、様々な広告媒体を利用してきました。当ブログは開院前より運営しておりますが、開院と同時に公式ウェブサイトも立ち上げました。このようなインターネット媒体の他、
道路沿いの看板
タウンページ
その他地域レベルの電話帳
に広告を出してきました。
当院では初診の患者さんに、「問診表」を書いていただいていますが、その中に
「当院のことはどうやって知りましたか? 他の医療機関の紹介・公的機関の紹介・知人の紹介・ タウンページ・通りがかり・インターネット・その他」
という質問項目があります。開院して3年目に突入、開院して以来の初診患者さんは、約1,500名程になりますが、「当院のことはどうやって知りましたか?」という質問の回答の、ざっくりした内訳を、多い順に並べてみました。
インターネット ⇒ 90%以上
知人の紹介 ⇒ 約5%
他の医療機関の紹介 ⇒ 約5%
通りがかり ⇒ 数名
タウンページ ⇒ 1名
これを見て明らかなように、圧倒的多数の方が、インターネットを通じて当院のことをお知りになったことがわかります。
次いで、「知人の紹介」「他の医療機関の紹介」が多いです。「知人の紹介」は、実際に当院を受診した方、またはそのご家族あるいは知人様からおききになって、というケースです。「他の医療機関の紹介」は、主に富岡市甘楽郡医師会会員の開業医の先生方からご紹介いただくことが多いです。
「通りがかり」という方は、開院以来数名いらっしゃいました。主に近隣の方です。
「タウンページ」という方は、1名しかいらっしゃいませんでした。
以上の結果をみて明らかなのは、心療内科・精神科領域の患者さんは、インターネットで医療機関を調べて受診する方が圧倒的に多いということです。実際、当院を初診された患者さんの居住地域をみると、当院の近隣、甘楽町・富岡市もさることながら、高崎市・前橋市から来られる方も多いです(むしろ最近は高崎市・前橋市の方が多い印象があります)。そして少数ではありますが埼玉県・長野県・新潟県などからもいらっしゃっています。
「知人の紹介」という方の場合も、やはりインターネット同様、必ずしも当院の近隣とは限らず、遠方からでもいらっしゃる場合が多いです。
一方、電話帳や看板を見て、という方はごく少数しかいらっしゃいませんでした。
おそらく、一般内科・小児科・歯科、などであれば、看板や電話帳などで近隣のクリニックを調べて、という方が多いかと思いますが、心療内科・精神科を受診しようとする方は、もっと遠方も含めて探して検討される方のほうが多いということが言えます。
以上の結果を踏まえ、当院では、今後も引き続きインターネットの媒体に力を入れる一方、その他の広告媒体は、契約期間満了次第終了しようかと考えております(看板は道案内という役目もあるので最小限は残しますが)。
また、もし、これから心療内科・精神科でクリニック開業を考えている医師が当ブログをご覧になっていたら、くれぐれも、インターネットに力を入れ、その他の余計な広告媒体は最小限にすることを、強くお勧めいたします。