とみおか心療クリニック 院長ブログ

旧称・とみおか心療クリニック(仮称) 開院準備ブログ

心療内科・精神科の「おとな専門」「こども専門」について

 当院は現在(2022年9月)、「おとな専門」の心療内科・精神科として運営しております。なので、初診希望される方で20歳未満の方は、近隣の、児童思春期専門の医療機関を紹介させていただいております

 また自分(院長)の知っている限り、大抵の心療内科・精神科のクリニックは、「おとな専門」「こども専門」に分かれており、両方に対応できるクリニックというのはほとんどない気がします。その理由について考えてみようと思います。

 例えば患者さんが「元気が出ない」「やる気が出ない」という訴えをしたとします。「おとな」の方であれば、通常の診察で原因と対処法がわかる場合がほとんどです。しかし「こども」、特に中学生以下の子の場合、通常の診察では全く手掛かりがつかめず、後々になって「実は学校で友達との間で…」等々、後で原因が判明することもしばしばあり、そしてその対処についても、診察室内で完結せず、学校との連携、などが重要になってきます。そしてそのような対応をするためには、医師一人では到底不可能であり、児童思春期専門の心理スタッフ(公認心理師精神保健福祉士、等)が不可欠になってきます

 なので、「こども専門」の心療内科・精神科クリニックを運営するには、そのような、児童思春期専門の心理スタッフが勤務しているのが一般的かと思われます。 

 では、そのようなスタッフを雇用したうえで、「おとな」「こども」両方のクリニックを運営しようとすると、今度は別の問題が生じます。というのは、普段は一般的な「おとな」の診療を行い、時々「こども」が受診する、というスタイルで診療をしていると、せっかく雇った児童思春期専門のスタッフがいても、必ず出番があるわけではないので、待機時間が生じて手持無沙汰になってしまいます。また経営的にも成り立ちません。

 なので、児童思春期専門の心理スタッフを雇うならば、いっそ「こども専門」として運営してそれに特化して診療を行うほうが、経営的にも効率がよくなります

 以上のような理由で、大抵の心療内科・精神科クリニックは、「おとな専門」「こども専門」に分かれているのかと思います。まれに両方対応できるクリニックもなくはないですが、医師が複数いるなど大規模な所ばかりの気がします。そして当院は、「おとな専門」として運営することにいたしました。何卒ご理解・ご協力のほど、お願いできれば幸いです。

キャッシュレス決済開始から1年経過

 2021年4月のキャッシュレス決済から、1年経過しました。以前の記事でお知らせしましたように、日本国内でのキャッシュレス決済の普及率は約20%で、諸外国に比べ大幅に遅れていること、そしてそれが大きな社会的損失になっているということが、現在問題になっています。

  最近、諸事情により、釣銭の両替は基本的に院長自ら銀行等に行って行わざるを得ない状況であり、大きな負担になっています(愚痴ですみません)。追い打ちをかけるように、各銀行の両替手数料は軒並み値上げが相次いでいます。診療しながら、「500円玉が足りません」などとスタッフから言われ、ヒヤヒヤすることもしばしばであり、この労力を何か別のことに振り分けたらどんなに素晴らしいことか、などと思ってしまいます。

 

 しかし幸いなことに、当院では、自己負担分金額のうち、キャッシュレス決済の割合は、金額で言うと約30%となっています(2021年4月現在)。これは、日本国内全体の約20%より大幅に上回っており、院長の考え方にご理解・ご賛同いただいている方が多くいらっしゃるためかと思います。

 中国・韓国並みの90%以上にはまだまだ程遠いですが、今後もこの比率が徐々に増え、日本をリードするような(?)クリニックにすることができればと思います。

院長の時給は500円???

医師、特に開業医は、リッチだと一般的に思われていますが、本当でしょうか?

そこで、私(院長)自身の収入を、時給に換算してみようかと思います。

例として、開院2年目である2019年の1年間の収入について、分析してみたいと思います。

2019年、クリニックの収入(自己負担+保険収入)は、年間総額、約5000万円でした。

それに対して、必要経費(スタッフの人件費、注射や備品の購入費、採血検査代、設備経費、光熱費、等)の合計は、約4200万円でした。

よって、クリニックの営業利益は、

約5000万円ー約4200万円=約800万円

となります。

年収800万円?なら悪くないと思う方もいるかも知れませんが、ここからさらに、

「銀行への返済」を支払わなければなりません。

これが当院の場合、年間約600万円あります。

なので、

実質的な私(院長)の年収は 約800万円ー約600万円=約200万円

になります。

労働時間ですが、

1日の診療時間は、9:00-12:00、15:00ー18:00で1日6時間ですが、

その他の時間は、昼食約30分、夕食約30分を除き、夜0時まで、診察以外の諸々の業務をこなしています。患者さんにお渡しする書類作成を筆頭に、行政機関に提出する書類関係(毎年、県の複数の部署から同じような内容のアンケート調査が別々に送付されそれぞれ回答を要求され、理解に苦しみます)、各種業者との手続き書類作成、お金の振込、クリニック建物の維持管理、などなど、仕事が終わりません。

そのため、診療日の労働時間は1日14時間 になります。

休診日でも、他の病院でのアルバイトの後19:00ー0:00の間くらいに上記雑用をしていますので、5時間はクリニックのために働いています。

なので、週の労働時間は、

14時間×5+5時間×2=80時間

になります。1年=365日=約52週、お盆と年末年始を除いて50週とすると、

私(院長)の年間労働時間は 80時間×50週=4000時間

ちなみにですが、月の残業時間とすると、(80時間ー40時間)×4=160時間

となり、残業時間は『過労死ライン』とされる月80時間の2倍になります

 

以上から、

私(院長の)時給は、200万円÷4000時間=500円

となります。

開院当初は赤字のクリニックも多いとききますので、赤字でない分だけでもましなのかもしれません。

が、過労死ラインの2倍の残業までして、時給500円とは、なんとも悲しくなります。

生活のためには、他の病院でのアルバイトをしないと、とてもではありませんがやっていけません。

「ちっとも儲からない、一体何のための仕事か」と家族から皮肉を言われることもあります。

 

一番負担と感じるのは、やはり、年間約600万円になる銀行への返済でしょうか。ちなみに、当院開院の数年前に開業された、とあるクリニックの院長先生のブログを拝見したところ「親族から2000万円の借金をしており、親族なのですぐ返さなくてもいいので…云々」とあり、非常に羨ましかったことを思い出します。

 

なので、開院間もなくから儲かっているというクリニックは、元々ご家庭が裕福で、銀行などから借金しなくてもよい先生が開院されたクリニックでの話で、私のような貧乏人出身の者には無縁の話かと思われます

 

以上のように過酷な毎日ではありますが、幸い、患者さんの診療という仕事自体は本当に好きで、毎日楽しくやっております。皆様の温かい応援が本当に励みになりますので、今度とも、何卒よろしくお願いいたします。

 

当院院長 「精神保健指定医講習会」に参加しました。

本日、私(院長)は、「精神保健指定医講習会」に参加しました。場所が東京で、正直不安でしたが、感染対策を厳重に行ったうえで参加いたしました。

精神保健指定医」の資格を維持するのに、5年に1回、国の指定する講習を受ける必要があります。クリニックの仕事をする上では直接必要のない資格ではありますが、現在でも諸事情で精神科病院の非常勤勤務も継続しておりますので、この資格を継続する必要があります。

コロナ禍以来、久々の東京でしたが、全く寄り道などせず真っすぐ群馬に戻りました。

当院院長・スタッフ 本日新型コロナワクチン打ちました(3回目)。

本日(1月12日)、新型コロナワクチン「コミナティ」3回目を打ちました。

自分(院長)が打ったあとの経過は、以下の通りです。

 

12:30頃 筋肉注射 直後~しばらく全く何も症状なし。

16:00頃 打った場所がわずかに腫脹。動かすと、少し痛みあり。

20:00頃 クリニック内で重い荷物を持ち上げたところ、注射を打った部位に痛みあり。

    「あ、今日ワクチン打ったんだっけ」と思い出す。    

翌日(1月13日)

 8:00頃 腕を動かしたときのみ、少し痛みあり。

     ※1回目・2回目の時より、痛みが弱い気がします。

     ※現時点まで、全身症状は、ありません。 

翌々日(1月14日)

12:30頃(48時間経過後)痛みほぼなし。

 

3回目は、自分の場合、1回目、2回目よりも痛みは少なかったです。3回目も全身症状は全くありませんでした。

スタッフも、ほぼ同様な感じでした。

以上、ご参考になれば幸いです。

2022年 あけましておめでとうございます。

遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。2021年も、コロナ禍が続き、不安な日常をおくっている方々も多いかと思います。ワクチン接種もすすみ、年末には感染者数も減少し、そろそろ収束か…と思っていたら、オミクロン株の感染拡大が急激なペースで拡大してしまっています。

残念ながら当面、コロナ禍は続きそうですが、かといって行動制限の必要性の乏しい場面でやみくもに行動を制限したりするのではストレスもたまり、また経済活動への悪影響も深刻になります。

当面はこの状況が続くと思われますので、その中でも少しでも快適に、ストレスをできるだけ軽減しつつ日常生活をおくれるよう、微力ながら皆様と一緒に考えていきたいと思います。

ネット上の口コミについての考え方

 以前の記事でもお書きしましたが、当院に受診される方は、インターネットで検索して、という方が圧倒的に多いです。当院に限らず、最近、医療機関に受診される方は、まずインターネットで検索して、という方が多いかと思います。

 とある朝のテレビの情報番組で観たのですが、最近、ネット上の口コミを気にされる医療機関は多く、中でも印象的だったのは、ごく一部の患者さん等から理不尽な対応をされても、ネット上の口コミで悪評を書かれるのを恐れ、クリニック側で毅然とした対応ができないということでした。

 失効した保険証を使えると言って強引にゴリ押ししてくる、自己負担分の医療費を支払わない、予約制でもどうしても待ち時間が発生するというのが理解できず暴言を吐く、等のことをされても、口コミでの悪評を恐れ、クリニック側で毅然とした対応ができず受け入れてしまうことが多い、ということでした。使えない保険証のゴリ押しや自己負担踏み倒しなどは、飲食店であれば無銭飲食に該当し警察に通報されて逮捕される行為ですが、クリニックでは泣き寝入りしてしまうことが多いということでした。

 自分(院長)は以前、そのような、ルールを守らなかったり他人の迷惑かけることを気にしないような人に対し、比較的寛容な医療機関で勤務していたことがあるのですが、そこに長く勤務していると、患者さんの中でだんだんそのような人の比率が増え、普通の人(ルールを守り他人に迷惑をかけないよう気を遣うことのできる人)はだんだん離れていく(か、あるいは、そのような、ルールを守らなかったり他人の迷惑を顧みない人に「染まって」同様になってゆく)ような印象を受けました。

 これまで何度もお伝えしていますように、当院を運営するにあたっては、地域において、より多くの人々に対し、一般的・標準的な心療内科・精神科の医療を提供することを基本理念としております。なので、ルールを守らなかったり他人に迷惑をかけることを気にしないような、一部の特殊な人々御用達のクリニックに成り下がるようでは、基本理念に反します。

 したがいまして、これまで同様今後も当院では、ルールを守らなかったり他人の迷惑を顧みないような人に対しては、決して屈せず毅然とした対応をしていく所存です。口コミなどで腹いせの悪評書き込みの仕返しをされることなどは決して恐れず対応していきます。理解していただける方にはきっと理解していただけると信じて、一貫してこの方針を貫いてまいりますので、ぜひ皆様の温かいご理解・ご協力をお願いできれば幸いです。